3.シンプルなシナリオを書く

おそらくもっともシンプルなシナリオは「タイトル」と「本文ひとこと」のみで構成されるものでしょう。
VodraEditでは下のように書きます。

%title
ハロー、ワールド
%/title

名無子	「こんにちは、世界」

			とつぶやく名無子。

これでおしまいです。

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最初の三行は「タイトル」です。

%title
ここにタイトル
%/title

なお、タイトルは何行書いても構いません。%title%/titleの二つのコマンドで挟まれた部分は、何行あっても全てタイトルとして認識されます。
なお、このように、二つのコマンドをペアで使うものを「複数行コマンド」と言います。

次に空白の行がありますが、これは全く意味はありません。VodraEditは複数行コマンドの外にある空白の行を全て無視しますので、あってもなくてもいいです。読みやすいように入れただけです。


最初にセリフから始まっています。これはコマンドも何もありません。

キャラ略称	「セリフ」

この形式で書かれていればVodraEditはすべて「セリフ」として認識します。キャラ略称とセリフの間にはTabが1つ分あります。


次の「とつぶやく名無子」ですが、これは「ト書き」と呼ばれるものです。
例えば舞台の描写をしたり、登場人物の行動を説明したり、要するに登場人物のセリフやナレーション以外のほとんどは「ト書き」として書かれます。

VodraEditでは、行の先頭でTabキーを1回押すと、カーソルが右にジャンプします。この「カーソルが右にジャンプして始まる文」は全て「ト書き」として認識されます。当然、ト書きの文はやや右側から始まります。
正確にはTabが3つ分右から始まります。

			タブ3つ分右にずれて始まる文はト書き。


基本的にはシナリオはこのセリフとト書き、「柱」と呼ばれる見出し、さらにBGMなどの効果説明からなります。


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